こんにちわっ!フィラーノです!
今回はポムロール地区とフロンサック地区について学びましょう。
ポムロール地区とフロンサック地区はサン・テミリオン地区と一緒に
ドルドーニュ川右岸地区として一緒のカテゴリにされますが、
あえて分けたのはサン・テミリオンは複雑な格付けがあるのに対し、
ポムロール地区とフロンサック地区には格付けは存在しない。
その点、特に超有名な生産者
Cateau Petrus シャトー・ペトリュスや
Cateau Le Pin シャトー・ル・パンが存在する。
この地区も毎年出ても1問程度だが、ソムリエ試験では出題傾向が非常に読み易い地区でもある。
重要な点を抜粋したので是非参考にして頂ければと思います。
ポムロール地区・フロンサック地区共通の特徴
・ ドルドーニュ川右岸のリブルヌ市北部に位置する産地。
・ 地域は大西洋から離れており、標高が高くやや涼しい気候
・ テロワールは粘土質と石灰質の土壌があり粘土質の比率が高い。
・ 生産可能色は赤のみ。Merlotメルロが主要品種である。
ポムロール地区・フロンサック地区のA.O.C.
・ 生産可能色は全て赤ワインのみ。
・ 両地区とも主要品種はメルロ
・ ポムロール地区とフロンサック地区には格付けは存在しない。
・ A.O.C.Pomerolには多くの優良生産者が存在する。
※特に有名なワインがこの二つ
・ Cateau Petrus ペトリュス
・ Cateau Le Pin シャトー・ル・パン
Cateau Petrus ペトリュス
・色 赤ワイン
・タイプ フルボディ
・産地 Pomerol
・品種 メルロ95% カベルネ・フラン5%
【特徴】
「シャトーを超えたシャトー」と呼ばれ、
ボルドーの右岸、ポムロールのNo.1ワイン
メルロ由来の野暮ったさ、泥臭さ、力強さがあり
人生の終わりに1本選ぶならとの問いに
ペトリュスの名前を上げるソムリエが多数いる。
Cateau Le Pin シャトー・ル・パン
・色 赤ワイン
・タイプ フルボディ~ミディアム
・産地 Pomerol
・品種 メルロ カベルネ・フラン
【特徴】
「フランスのシンデレラワイン」と呼ばれ、
1980年に彗星のごとく現れたボルドーのシンデレラワイン。
1982年にワイン誌アドヴォケイトで100点満点を取り、
一夜にして当時100フランだったワインが一時はペトリュスを凌ぐ価格にまで駆け上がったこれがシンデレラワインの由来である。
繊細さ、上品さ、柔らかさが特徴。
試験でフロンサックが出題される事は滅多にない、
最も重要なのはA.O.C.Pomerolの優良生産者
特に『ペトリュス』と『ル・パン』の2つです。
後は上記の概論を覚えておけば差し支えない。
土壌の【Crasse de fer クラス・ド・フェール】はポムロール以外でも
他の地区の土壌を問う問題で選択肢としても出てくるので引っ掛からないように覚えておこう!
試験の際の問題例3選!
ソムリエ試験ではこんな感じに出題されるよ!
正解は一番下にあるので紙と鉛筆をもって挑戦しよう!
① 次のA.O.C.ワインの中でボルドー地方のドルドーニュ川右岸に位置する地区はどこか一つ答えなさい。
1. Graves
2. Cadillac
3. Sauternes
4. Pomerol
② 次の中からA.O.C.Pomerolシャトーを一つ選んでください。
1. Chateau Haut-Brion
2. Chateau Desmirail
3. Cateau Petrus
4. Chateau dYquem
③ ポムロール地区の土壌は粘土質石灰質に鉄の酸化物を含んだ何という土壌か次の中から選んでください。
1. テラロッサ
2. クラス・ド・フェール
3. ガリッグ
4. キンメリジャン
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