こんにちわ!フィラーノです!
今回は少し難しいお話ですが
ワインに関するEUの規則についてです。
『A.O.C』とか『D.O.C.G.』といった品質分類について説明していきます。
それぞれ国によってワイン法による品質分類を覚えるのも大変だし、
私も最も苦手なジャンルでした。
しかしこの項目はソムリエ試験ではかなり出題傾向が高めです。
苦手意識から勉強しないとここで大きく点数を落としかねません。
今回は解りやすく重要な項目を抜粋しましたのでここを把握しておくだけでも
ソムリエ試験で有利に働くはずです!
短めにまとめましたのでしっかり覚えましょう!
◎ ワインに関するEUの品質分類
EUでは2009年に新たなワイン法を発行した。
ワインは『地理的表示ワイン』と『地理的表記の無いワイン』に大別される。
『地理的表示ワイン』は更に『A.O.P.』と『I.G.P.』に細分化される。
地理的表示のないワインは『品種』『収穫念』の表記が可能になった。
◎『A.O.P.』と『I.G.P.』の定義
A.O.P.とは
A.O.P.=原産地呼称保護
(Appellation dOrigine Protegee)
・品質と特徴が特殊な地理的な環境に起因する。
・指定地域内で栽培された葡萄を使用する。
・生産は指定地域内で行う。
・原料はヴィティスヴィニフェラのみ使用可能。
I.G.P.とは
I.G.P.=地理的表示保護
(Indication Geographique Protegee)
・生産地に起因する品質、名声、特徴がある。
・指定地域内で栽培された葡萄を85%以上使用する。
・生産は指定地域内で行う。
・原料はヴィティス・ヴィニフェラ又は同種と多種の交配品種。
A.O.P.の方がより厳格な規定が定められている。
『A.O.P.』と『I.G.P.』の違いはしっかり把握しておこう!
◎ラベル表記について
2009年より、新たなワイン法で下記の義務事項が定められた。
ここは確実に試験に出ると言っても過言でない位出題頻度が高い!
『義務事項』と『任意事項』に分けて把握しておこう!
◎EU加盟国の品質分類
今回は解りやすくひとまとめにしてみました。
全てを暗記する必要はありませんが、フランス・ドイツ・イタリアあたりは上から下まで全て覚えておいた方が良い。
フランス … A.O.C. 原産地統制名称ワイン
ドイツ … Pradikatswein 生産地限定格付け上質ワイン
イタリア … D.O.C.G 保証付原産地統制名称ワイン
地理的表示の無いワインは呼び名が違うだけでほぼ一緒、
『A.O.P.』と『I.G.P.』の違いはしっかり把握しておこう!
特に各国の『A.O.P.』はしっかり把握しておこう!
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